実績
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事例-3 【食品工場(危険物製造所該当)施設】
本設備は、食品工場と、危険物製造所と言う条件が重なった施設です。
食品工場としては、区域外からの汚染防止上、陽圧対策が必要ですが、危険物としては 危険物漏洩防止上で、負圧が要求されます。
食品工場としての条件を最優先に設定し、且つ危険物漏洩防止対応も含め、換気上での給排気の風量制御にポイントに置き、PLCにより装置全体の運転制御を行っています。
1. メニュー画面
メニュー画面 (一般用)
メニュー画面 (メンテナンス用)
メンテナンス画面は一般画面上では表示させず、メンテナンス等が必要な時、同画面を呼び出せる構成にしています。
2. 装置起動画面等(同画面は、他の事例とも粗共通しています)
1)装置起動: 全装置の「起動」か「停止」を選択する機能です。
2)自動起動時間設定: 自動起動並びに、自動終了時刻を設定する機能ですが、熱源装置に関しては、自動起動設定時刻の1時間前に起動し、熱源を一定条件内に整える機能を有しています。
3)此処では省略していますが、曜日又は日指定停止等も本装置に付加しています。
3. 室内詳細情報画面
リアルタイム表示: 風量情報・RAダクト系統の温湿度情報・陽圧情報・ガス濃度情報。
ランプ表示: 該当関連機器運転情報及び、矢印アニメ情報。
メニュー補助機能: MD動作情報・系統図情報。
4. 各系統図情報画面
ポップアップ表示: 任意の計測点スイッチをタッチすると、ポップ画面によりリアルタイム情報が、閲覧出来ます。 (温度・湿度・風量・静圧・陽圧等)
ランプ表示: 機器稼働状況に応じ、運転・停止・異常・等をランプ表示されます。
レベルモニター表示: インバータ出力・ガス濃度等をレベル値を表示します。
5. 機器稼働確認情報画面
機器運転状況画面
機器稼働時間画面
機器仮想電力量画面
機器運転状況: 機器の運転状況を表示。
機器稼働時間: 機器の運転稼働時間を日・月・年表示を行い、1年経過後は前年度としてデータを表示。
仮想電力量: 稼働時間×機器定格消費電力=仮想消費電力量として表示し、前年度集計を右表に移行。(但し、インバータ稼働に関する機器は、定格消費電力として算出しており、誤差は大きくなり、この点を前提条件とする事)
インバータ稼働機器の誤差を少なくさせる方法としては、インバータ出力信号を時間パルスに変換し、集計すると有る程度近似値を得る事が出来、更にCHの個別圧縮機の場合は、個別圧縮機の出力信号を4〜20mA出力情報信号に変換させる機能を設け演算すれば、誤差を軽減させる事も可能です。
6. MD開閉状況画面
MD開閉状況: 自動若しくは、手動MD開閉度及び、開閉状況をリアルタイム表示。
7. フィルター状況画面
正常時
警告時
フィルター状況: 正常・点検・警告の3段階表示と、フィルター差圧信号を4〜20mAに変換し、メンテナンスメニュー内に設けた調節器により各情報を出力しています。
8. 他情報画面
ロスナイ稼働状況画面: 各ロスナイの稼働情報を表示。
エアコン稼働情報画面: エアコンの稼働情報を表示。
9. 調節器設定画面(メンテナンスメニュー内)
温湿度・風量調節器関連
風量調節器: 送風機に於いては、インバータ出力制御により、風量調整を行います。
温度調節器: AHUの自動温度調整弁を制御します。
その他の調節器: 加湿・除湿・ダンパー制御・有圧扇等の温度制御・温湿度異常情報設定等。
MD開度設定画面: MD開度調節器機能を設けています。
10. 他画面(メンテナンスメニュー内)
外気条件設定画面: 基本的には、事例−1「2.強制外気導入による省エネ制御例」と同様の考え方に付、解説は省略します。
ガス検出調節器設定画面: 万一危険物ガス漏洩が発生した時点で、漏洩ガスを感知しパトライト、音響ブザーにより報知させます。(以下に表示)
熱源機器関連設定画面: 熱源関連機器の設定を行います。(以下に表示)
送風機関連設定画面: 送風機の自動−手動選択が選定出来ます。
フィルター情報設定画面: フィルター警報設定器により、フィルター監視を行っています。
ガス検出調節器画面
熱源機器設定画面
送風機関連設定画面
フィルター情報設定画面
11. アラーム履歴&対処方法画面(メンテナンスメニュー内)
アラーム履歴: 異常発生時にアラーム発生履歴を残し、右欄にその参考対処方法を記載しています。
アラーム発生時に履歴を確認すると同時に、右欄の対処方法を読む事で、応急処理がスムーズに対応出来ます。
異常原因が解除されると、アラーム履歴は赤色から青色に変化しますが、履歴事項を削除しない限り、履歴は残っています。