業務活動
弊社は、「設備設計」や「設備施工」の図面製作、更にご依頼に応じ「設計管理」も、業務活動としています。作図の解説へ
「PLC(programmable logic controller)」と呼ばれている「道具」を「自動制御」に取入れ、「計装設備」の設計や施工も同時に手掛けています。
設備と自動制御について
設備構成上の補助手段
設備と自動制御(計装)は、本来「設備設計や施工」に従事している立場の人であれば、必ず知識を持って置かなくては成らない筈なのですが、残念ながら余り理解されていない様にも感じます。
その理由は、「自動制御(計装)」は「設備」とは別に、「計装設備」として業務上で完全に分かれている処に有る様です。
その結果、「設備設計や施工」に従事していても、「自動制御(計装)」は「計装設備」に、一括で任せてしまい、関知しない様にも見受けられます。
「自動制御(計装)PLC等」は、「設備構成上」必要不可欠な「補助手段」として、考えに入れておけば、仮に一括で任せたとしても、関知する筈ですし内容も吟味できる筈です。
PLCは、補正できる便利な道具
万全だと思っていても、そこは人が介入することなので、当然間違いや、判断ミスも有る筈です。
図面上で例えれば、間違いを気付いた段階で、余裕が有れば訂正もできますが、誰も気付かなければ間違いなく、そのまま施工されてしまいます。
「PLC」と言う道具を使いこなす事で、制御性を向上させ、更に「プログラム」を作る過程では、「シミュレーション」を何度も繰り返す事で、「矛盾点や、間違い」を見付けられ、訂正する事も容易に可能です。
同様に、若し途中で「矛盾点や、間違い」が見付かれば、そこで補正すれば確実に解消されます。
そこには「プログラム」を製作する作業者の「設備」に関する知識や、経験で得た情報が大きく作用します。
設備従事者が、プログラムの完成まで関わる必要性

人は、その瞬間に是正する必要が有っても、直ぐには対処できません。
しかし、最初から機械に、その気付いた事を「プログラム」に書き込んでさえしておけば、どうでしょうか。
「完璧」さは、ほぼ問題無いと答えますが、「プログラムのシミュレーション」次第では、でき上がった設備の特徴を、上手く活かされない場合もあります。
例えば、「空調・換気設備」の「自動制御」を「設備分野」以外に、全てを委ねてしまったとしたら、「空調・換気設備」で無ければ理解できない部分が「判らないで、置き去られてしまう」可能性も、十分考えられます。
更に、完成後に於いて例えれば、何等かの理由で急遽プログラム変更が必要な場合でも、当事者がプログラム構成を把握できていれば、当然対応も遥かに早くできる訳です。
その理由は、経験値による専門的な情報や知識です。
専門職に従事している人は、「過去に経験した結果や、事例」を多く持ち合わせています。
その事例が多ければ多い程、問題やアクシデントを豊富に予測でき、そうした経験上の対処方法を組み込んでおけば、より的確な「自動制御」ができるのです。
更に、同時に各機器の運転信号を利用すれば「設備稼働」も、時系列で把握できます。
設備で利用するためのものは、「設備設計者や施工者が、自動制御を自身で工夫し考え、最終的なプログラムまで取り組む」このプロセスが、「理に適った設備」へと繋がります。
「設備設計者や施工者」の方々へ
もし、ご自身で「PLC」等を理解し、「設備設計や施工」に反映させ、プログラムを構築したいと、お考えの方がいらっしゃいましたら、ご要望に応じて定期的な勉強会等を設けるのも一案では無いかと、考えています。
それが「設備分野」に役立ち、少なからず「エネルギー削減」に役立つので有れば、私が理解している内容をご教授します。
そして「設備設計者や施工者」の方々が、一人でも多く「自動制御」と言う領域を、設備に補足させて頂けたら、「エネルギー削減」にも役立てられ、「依頼主様」に対しても、「環境にやさしい設備」を、ご提供できるのと確信しています。